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「幸せになるのは簡単よ!いま手の中にあるものを愛すればいいの」

感動作
04 /30 2007
母の眠り [DVD]母の眠り [DVD]
(2003/06/27)
メリル・ストリープレニー・ゼルウィガー

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原題:One True Thing
題名:母の眠り
出演:メリル・ストリープレニー・ゼルウィガーウィリアム・ハートトム・エヴェレット・スコットローレン・グレアム
製作:ハリー・ウフランド 、ジェシー・ビートン
監督:カール・フランクリン
原作:アナ・クィドレン
脚本:カレンク・ローナー
音楽:クリフ・アイデルマン
本編分数:128分
製作国:アメリカ
製作年:1998年
人生の中では、色んな転機が訪れる。
環境が変わることもあれば、身体の変調もある。そして心の転機も何度となく訪れるものである。

この映画でも、理想主義的な若い女性に、母親の介護を通して転機が訪れた。そしてその変わっていく姿を2時間あまりの映画の中で、見事に、感動的に描いてみせている。。

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大学教授で文学者である父(ウィリアム・ハート)は、ニューヨークでジャーナリストの仕事をしているキャリア・ウーマン・エレン(レニー・ゼルウィガー)の理想の人だった。
どちらかというと毎日、毎日、終わりのない家事をして、何の得にもならない婦人クラブの活動を熱心にしている母ケイト(メリル・ストリープ)には、嫌悪感を抱いていた。

ところが、その母が病に犯され、父の命令で、エレンは家事をしながら、介護をするようになる。ニューヨークの仕事が気になりながら、エレンは、慣れない家事を毎日して、母の婦人クラブの手伝いもする。嫌々ながらする料理や掃除、そして、専業主婦への嫌悪感から、母に言われてする婦人クラブの活動も嫌気が差していた。

しかし、家族の幸せのために母がやってきた掃除や洗濯をするという当たり前の家事が、いかに大変なことかに気付かされる。そして、婦人クラブを通して、街を活性化することや不幸な人を手助けすることが、貴重な仕事であることがわかってくる。

理想の父親像も、家事や介護を娘に任せ、仕事だと言って遅く帰り、自分の言葉に耳を傾けない父に接して、崩れ去っていく。

家事と介護の疲れでいらだつエレンに、母のケイトは、癌の痛みと死への不安でぼろぼろになりながらも、親として最後の助言をする。
「幸せになるのは簡単よ。いま手の中にあるものを愛すればいいの。失くしたものを追いかけてはだめ。そうすれば穏やかになるわ」と。

母は亡くなった。死因がモルヒネの過剰摂取であったことから、介護していた娘のエレンに自殺幇助の容疑がかかり、事情聴取があった。最後のシーンで、父親が「お前は勇気がある。私には出来ない」と言う。エレンはてっきり父親がモルヒネ飲ませたと思っていたのに・・
そこでふたりは、妻であり母であるケイトが、自分で命を絶ったことを知るのだ。

この映画がなぜ感動的なのか?普通の家庭で、働くお父さんと家を守るお母さん。仕事が面白くなってきた独身女性。仲のいい兄妹。どこにでもいる。
しかし、父親を母の夫として、母親を父の妻として、母に対しては同じ女性として、娘エレンが、映画の中で見方や接し方が変わってくる様が伝わってくる。エレンは、子供から大人の人間へと成長していくのである。それが、観るものの人生に投射されて、感動を呼ぶ。

子供が親に反抗するのはよくあることだ。親が子供を叱るのも当たり前。しかし、いつかは子供も大人になり、親は年老いていく。病気になったり、事故にあったり、災難にあったりする。人生の中でいろいろな転機が訪れたとき、自分はどの世代にいるかどの立場にいるかで、物の見方が変わってくるだろう。

つまり、この映画で、母ケイトが言っていることは、物の見方を変えてみろということなのかも知れない、と管理人は思うのである。

ある人にとっては、その事は、幸せかもしれないが、ほかの人にとっては不幸せかもしれない。

禅の言葉に“知足”というのがある。“足るを知る”ことで、多くを求めないということでは、母親ケイトの言葉と似ている。また、“無事”という言葉も何気なくよく使うが、“大事(災難)無き”ことが、どんなに大切か、若いときは無茶もして、がむしゃらだったけど、段々と年を重ねると事故や病気がないことが幸せと感じる。不思議なものだ。

この映画を観ていると、どんな世代でも、そのときそのときが幸せなんだなぁ~なんて思うわけである。管理人も映画を観ているときはしあわせ~~!!

名優ウィリアム・ハートメリル・ストリープがいなければ、この自然のテーマが、感動的な映画にはならなかっただろう。
それに『シカゴ』『ブリジット・ジョーンズの日記』レニー・ゼルウィガーの何ともかわいくてほっとけない女の子が大人の女性になっていく様子をうまく演じている。レニー・ゼルウィガーの出演作では、かわいくて逞しい女性を演じている『コールドマウンテン』も見逃せない。このトライアングルに兄役にトム・エヴェット・スコットやローレン・グレアムなどが、アクセントをつけてくれている。トム・エヴェット・スコットは1996年にトム・ハンクスが初監督した『すべてをあなたに』で、ドラムをたたいていた。64年にたった1曲だけが全米でヒットしたバンドで、失恋したリブ・タイラーを男らしく支える、さわやかな好青年を演じている。ローレン・グレアムは、『リディック』で有名なヴィン・ディーゼルと共演した『キャプテン・ウルフ』で、軍あがりの小学校校長役で、ヴィン・ディーゼルの恋人を演じている。

しかし、いつもながら、メリル・ストリープの名演技に感動するね~
母ケイトが、お風呂に入っているときに、看護師を呼ぶ。そばにいなかったので、エレンが様子を見に行くと、抗がん剤の副作用で、髪が抜け、バスタブにうずくまって動けない母がいた。メリル・ストリープは、母として娘にこんな姿は見せたくないという、子供に介護してもらう恥ずかしさを、このシーンだけでも素晴らしい演技で観せてくれている。

感動する演技を堪能でき、簡単だけど重いテーマを考えさせられる映画である。

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コメント

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eigazanmai

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記事中に、いくつも作品がでてきます。
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