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戦争に巻き込まれた子を逞しい母が救う!

衝撃的な戦争映画
10 /17 2016

原題:AVGUST. VOSMOGO題名:オーガストウォーズ
出演:スベトラーナ・イヴァーノヴナ, エゴール・ベロエフ, マクシム・マトヴェーエフ
監督:ジャニック・ファイジエフ
製作:ジャニック・フェイジエフ
撮影:セルゲイ・トロフィモフ
脚本:ジャニック・フェイジエフ 、 マイケル・A・ラーナー
音楽:ルスラン・ムラトフ
編集:デニス・ヴァークラー
本編分数:132分
製作国:ロシア
製作年:2012年

現在、世界中で、20億人の人々が、何らかの紛争や戦争に巻き込まれている。地球の人口の3人に1人だ。
この映画も、2008年の南オセチア紛争を題材にしている。
南オセチアをめぐり、ロシアとグルジアが戦争を起こした。どちらが起こしたかは、定かではないが、戦争とは、ちょっとしたきっかけで起きるものだ。

いずれにしても、政治や権力、軍需企業の利益のために、一般市民が巻き込まれるのは、たまったものではない。

現在の戦争や紛争は、民族紛争がほとんどだ。南オセチアは、ロシア革命後、グルジアに編入されたが、北オセチアは、旧ソビエト連邦に入った。
南北オセチアは、オセット人が多く、グルジアは、タリシュ人が多くを占めている。はからずも、そこに民族紛争が起き、南オセチアは、独立し共和国になったが、北オセチアと同様に、現ロシア連邦に入りたい。グルジアは、渡さない。そこで、睨み合いが続いているわけだ。

この映画は、南オセチアのツヒンヴァリという町の近くにある祖父母の家に、取り残された男の子を救おうと、ロシア人の母親が奮闘する話だ。

5歳の男の子チョーマ(アルチョム・ファディエフ)は、いつも妄想の中にいる。自分は、コスモボーイで、ロボットと共に、闇の帝王から、魔法の粉を取り戻すという使命があるのだ。シングルマザーのクセーニア(スヴェトラーナ・イワノーワ)が、車の中で話しかけても、後ろからくる青いトラックが、闇の帝王となり、自分と母を襲ってくる。

映画では、実際に、チョーマの妄想を映像化しているので面白い。トランスフォーマーさながら、トラックが、パシフィックリムに出てくるような、大型のロボットに変身して、追いかけてくる。チョーマは、大型ロボットが、追いかけてくるので、恐ろしく不安そうな顔をしているが、母親のクセーニアは、車が横転しようが、飛ぼうが、闇の帝王に車を押しつぶされようが、全く表情を変えずに、チョーマに話しかけている。このギャップが面白い。

クセーニアは、現在、恋人がいて、いつまでもシングルマザーでいたくないと願っていた。恋人のエーゼルを自宅に招き、大学教授をしている母とチョーマと会食しているとき、チョーマは、エーゼルが、椅子で大事なロボットのおもちゃを壊してしまい、妄想でエーゼルを殴ってしまう。ちょうどそのとき、別れた夫のザウール(ユゴール・ベロエフ)から電話があり、ツヒンヴァリにいる祖父母が、チョーマに会いたがっているので、飛行機に乗せてくれという。クセーニアは、最初は断るが、チョーマがいない間に、エーゼルと過ごせると思い、承諾した。

チョーマを空港で、夫の戦友に預けた後、家に帰りバックパックをしていたら、母親が、戦争が起きたという。その戦闘場所が、ツヒンヴァリだった。クセーニアは、せっかくエーゼルと過ごすつもりでいたが、エーゼルの会社に行き、彼がセックスだけが目当てだったことに気づき、チョーマのいるツヒンヴァリに行くことにした。

ところが、すでに戦争状態。ツヒンヴァリに行くバスはなかった。が、どこでも同じだが、少し多めのお金を払っている人は、危険を承知で、1台のバスに乗れた。順調にツヒンヴァリに到着しようとしたその時、バスがエンスト。軍の車に牽引してもらうことができたが、その車が爆撃にあい、バスも引っ張られて崖に落ちた。バスの前方に座っていた人たちは、爆撃で亡くなってしまった。

幸い命を取り留めたクセーニアは、無理を言って、ロシア軍の車でツヒンヴァリに連れてきてもらったが、そこでも爆撃が・・・乗りあいのマイクロバスでやっとの思いで、避難所に着いたクセーニアは、チョーマを探すが、いない。実は、クセーニアの元夫ザウールが両親とチョーマを非難所へ連れて行こうとしたとき、チョーマを残して、戦車の砲弾を浴びていたのだ。チョーマは、爆撃の音で、しばらく耳が聞こえず、恐怖のあまり、また闇の帝王が、父と祖父母を殺したと思い、震えていた。そこに母からの携帯メッセージが・・・”チョーマ!ロボっトが助けに行くよ!”と。

しかし、クセーニアは、息子のもとに行けない。元夫が亡くなった今、頼れるのは、チョーマを空港に迎えに来た戦友。聞いていた携帯に電話すると、報道人の証明を持っていれば、連れていけると。クセーニアは、報道証を盗み、戦闘地域へ。

ここで、映画を観ている人は気づくかもしれないが、映画の冒頭、まだ戦争が始まる前のクセーニアは、花柄のミニのワンピースに可愛いピンクの短いカーディガンを羽織り、ハイヒールを履いて、恋心を抱く娘のように、しなしなと歩いていた。が、報道証を盗み、戦場へ行く時、汚れたワンピースの下にジーパンを履き、ハイヒールを運動靴に替え、汚れて疲れた顔と髪にヘルメット被り、防弾チョッキを着ていた。その変わりようから、平和から戦争へ、時も人も流れているのが、見て取れるのだろう。

爆撃のあった街に入った部隊は、至る所からのスナイパーの銃撃にあう。そして、とうとう元夫の戦友もなくなってしまった。クセーニアは、息子のために死ぬわけにはいかなかった。ちょうどそのとき、助けてくれたのは、あのツヒンヴァリまで、連れてきた軍人リョーハだった。彼の部隊は、この近くの街に取り残された民間人を救出することだった。クセーニアは、息子のいる村の近くまで、リョーハの部隊に同行した。

リョーハは、母親思いの息子で、戦時中でも、携帯で母と話をして、気遣っている。クセーニアが、わが子を助けようと、戦闘地域まで一人で来た勇気にほだされ、何とか手を貸してやりたいと思っていたが、任務もある。そして、彼女の美しさに、心惹かれていたのだった。

ハリョーマと別れ、徒歩でチョーマのいる村へ。途中、敵方の車を盗み、やっとの思いで、わが子を見つける。チョーマは、怪我をしていて、朦朧とした中で、優しいロボットが手を差し伸べ、抱きかかえる姿を見た。

クセーニアは、傷ついた息子を国境の先のロシアへと車を走らせたが、何台もの戦車が後方から押し寄せてくる。チョーマは、また朦朧とした頭で妄想し、後方の戦車の群れの間から、闇の帝王が猛スピードで追いかけてくるのを見た。闇の帝王は、その恐ろしい手で、チョーマの車をつかもうとしていた。っとそのとき、空から爆撃が。味方の戦闘機だ。次々と戦車に砲弾を浴びせた。すさまじい噴煙のなかから、チョーマと母を乗せた車がでてくるとき、観客は、胸をスーッとなでおろすだろう。

さて、気になるリョーハとクセーニアのその後は。クセーニアとチョーマの家の留守電に、リョーハからのメッセージが残されていた。
最後は、ハッピーエンドになるかもと、におわせて終わる。

スリリングな戦争映画と思いきや、子を思う母の逞しさを描き、ところどころにコミカルな場面があり、楽しめる映画だ。ただ、クセーニアの元夫のように、紛争中の国境を警備する平和維持軍では、一発触発で、悲惨な戦争が始まる。またその子供たちは、戦争で父を亡くしたり、自分も戦禍を経験することになるのだ。

島国の日本では考えられないが、世界中の陸続きの国境を持つ国では、侵略や紛争が起きているところが多い。まあ、海でも、ここは、我が領土だと言い張る国がいて、勝手に、基地を作ったりガス田を作って、よその国の資源を海底から盗む国もいるが。。。

最近のハリウッド映画では、そんな国の資本が入り、映画会社を買収、優秀な監督や俳優を使って、自国に都合の良い映画を作っている。”オデッセイ”などその最たるもので、NASAに協力して、物資を運んだり、優れた宇宙飛行士を宇宙ステーションに送り出しているのは日本だ。実際、原作にもその国の設定があるようだが、余りにも事実を軽視しすぎると管理人は思うのだが。

近年、ハリウッドは、中国資本に目がくらんでいる。胎児の頃からのハリウッド映画ファンとしては、なんだか哀しい限りである。中国映画も香港映画も、秀作を創っているのに、映画で民衆を洗脳しようとするのは、太平洋戦争後のハリウッドの戦争映画で、アメリカ軍は正しかった、世界を救ったと洗脳したことと同じだ。日本軍と戦うアメリカ人の英雄物語を観て、楽しんでいた日本人。アメリカナイズされた日本人。同じ過ちを繰り返してはいけないが、日米は今や同盟国で、国際ルールを守る国である。映画はアートであり、エンターテインメントだ。ビジネスや権力で作られた映画は見たくない。


話はかなりずれたが、この”オーガストウォーズ”も似て非なり。映画としては楽しめるが、全てを信頼し、誤った歴史認識をすることのないように。要は、映画を鑑賞する者が、真実や正しい歴史認識を持ち、映画を娯楽として楽しむことだ。と管理人は思うのだが、皆さんはどうだろうか。賛否のコメントを待っています。



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eigazanmai

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