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シタデル CITADEL [DVD]

洗脳(精神世界)に関連する映画
11 /08 2013
シタデル CITADEL [DVD]シタデル CITADEL [DVD]

アイノリン・バーナード、ジェームズ・コスモ 他

商品詳細を見る

原題:CITADEL
題名:シタデル
出演:アナイリン・バーナードジェームス・コスモ、ジェイク・ウィルソン、エイミー・シールズ、ウンミ・モサク
監督:キアラン・フォイ
製作:ケイティ・ホリー、ブライアン・コフィー
製作総指揮: ジリアン・バーリー、デヴィッド・マッケンジー、キーロン・J・ウォルシュ
撮影:ティム・フレミング
脚本:キアラン・フォイ
視覚効果監修:フェリミー・ウッズ
プロダクションデザイン:トム・セイヤー
編集:トニー・カーンズ、ジェイク・ロバーツ
音楽:トムアンドアンディ
特殊メイク効果デザイン:ポール・ハイエット
本編分数:84分
製作国:アイルランド/イギリス
製作年:2012年

”シテデル”というあまり聞きなれない題名の映画。異色のホラーサスペンスという宣伝と、製作国がアイルランドとイギリスということで観てみた。(管理人は、イギリス英語の方が聞き取りやすいので)

DVDを買うほどでもなかったので、Gyaoの無料映画配信で、観てみると、実は面白かった。というより、監督のキアラン・フォイの実体験をベースにしているので、なんとなく説得力があり、主役のアナイリン・バーナード君の演技が良かったので、最後まで目が離せなかった。

宣伝通り、異色のホラー。最初から、中盤までは、殺人者がゾンビなのか、宇宙人なのか、連続殺人者なのか、はたまた精神異常者なのか、わからない。終盤になって、やっと正体がわかるのだが、こんなのってあり~~?って感じ。

あらすじは、元開発地区であった荒れ果てた町で、企業も人も去って行ったさびれたアパートから始まる。若い夫婦も最後まで残っっていたが、住んでいた111号室から出て、引っ越そうとしている。夫トミー(アナイリン・バーナード)は、荷物を先に、1階までおろし、タクシーまで運ぶ。そして、また11階まで、エレベーターで上がり、臨月に近い妻ジョアン(エイミー・シールズ)を迎えに上がる。

ところが、壊れたエレベーターは、11階まで上がったが、扉が開かない。小さなガラスの小窓から、廊下の先の妻が見えるのに。トミーは、何度も"開く"ボタンを押すが、開かない。ボタンから目を話し、廊下の先を見ると、数人のフードをかぶった小柄の集団が、妻の周りにいた。暴漢だと思い、またトミーはエレベーターの扉を何とか開けようとするが、開かない。また妻を見ると、悲鳴とともにジョアンが消え、その後、血だらけの妻が廊下に横たわっていた。

トミーは何とか扉をこじ開け、妻の元に走りよると、血だらけの妻の腹に、注射針が刺さっていた。パニックになったトミーは、大声で助けを呼び、病院へ。

ジョアンは、命は取り留めたが、昏睡状態に陥った。が、胎児は無事出産した。
しかし、トミーは、生まれたばかりの女の子エルサを抱えとまどい、しかも広場恐怖症になっていた。家の中に閉じこもり、いつも周囲を伺い、恐怖におびえながら、エルサの世話だけをしている。グループカウンセリングでも、恐怖を拭い去ることができない。

9か月が経ち、植物状態となった妻、ジョアンの生命維持装置を外すことになった。ジョアンのお葬式に、同席していた神父が、トミーの横を通り過ぎながら言った。「その娘も殺されるぞ」と。かわいいエルサのことだ。

その夜、一人ぼっちになったトミーは悲しみに打ちひしがれていた。とその時、玄関のガラスのドアの先に、人影が・・。フードをかぶった小柄の人がいる。怖さのあまり、トミーは大声で叫ぶが、その謎の人物は、玄関のガラスを割り、中に入ってこようとしている。看護師のマリーに電話をし、次の朝、マリーが来てくれた。神父の言ったことをマリーに話すと、彼は頭がおかしくて、ホスピスに住んでいると言われた。トミーは、昨夜襲われたこと、神父がなぜあんなことを言ったのか知りたくて、神父を訪ねる。

神父(ジェームス・コスモ)は、彼らをやっつけるには、巣窟になっているアパートを爆破させることだと言う。
やはり神父は頭がおかしいと思ったトミー。しかし、彼らの正体を教えてやると言われ、神父とともに、以前のアパートへ。そこで、トミーは数人の謎の集団に襲われそうになる。神父と神父が世話をしている少年、ダニーは襲われなかった。むしろ、ダニーが、トミーに覆いかぶさると、彼らは、その場から去ったのだ。

トミーとエルサは、家に帰れず、マリーに泊めてもらうことにした。翌日、マリーと一緒にバスに乗るため、外出すると、謎の集団がまたあらわれた。マリーは、ただの子供だから気にしないでと言って、おびえるトミーを後に、先に歩き出した。が、その時、マリーは、妻ジョアンと同じく、殺されてしまった。トミーは、エルサの乗ったベビーカーを必至で押しながら逃げる。なんとか、通りかかったバスに乗ったが、そのバスも襲われ、運転手や乗客は、その集団に殺され、トミーも瀕死の状態で、エルサを奪われる。

トミーは何とか命が助かり、神父と彼らの巣窟であるアパートへ行った。そしてエルサを救うことを条件に、アパートを爆破する手伝いをすることになった。


とまあこんなぁ、こんな内容なのだが、結末は、言わないでおこう。謎のフードをかぶった集団はなんなのか、エルサは無事に救えたのか、はたまた、トミーは?。不思議な力のあるダニーの正体は?・・・ただ、エルサが囚われていた場所は、何とも不気味だった。

俳優たちは、ジェームス・コスモ以外は、ほとんど無名だが、それなりに十分インパクトがある。脚本は、監督のキアラン・フォイが書いているが、実体験とは、やはり暴漢に襲われ広場恐怖症になったことらしい。その時の恐怖をこの映画で表そうとした。主役のアナイリン・バーナード君のお蔭で、十分に恐怖は伝わった。目の下のクマに、いつもおびえる表情。そして、エルサを乗せたベビーカーを、背中を丸め、小走りに押していく様は、かわいそうなくらいだった。映画の最後で、そのトミーが一転する。それも、観終わったときの後味の良さだ。

シタデルとは、英語で城塞という意味で、実際、ハイチの世界遺産に登録されているラ・フェリエール山の頂に築かれた巨大な要塞も、シタデルラ・フェリエールと呼ばれる。監督には、謎の集団が住み着く廃墟が、恐怖の城塞に見えたのかもしれない。

ホラーにしては、全体的にあまりショッキングな場面がないので、血がドバー~~とか、首が転がるとか、耳をつんざくような女性の悲鳴がお好きな方は、ちょっと物足りないかもしれない。

が、細かいところは抜きにして、じわ~っとくる怖さは、もしかして身近にあるかも。観終わった後、鏡を見ると、トミーのように目の下にクマができ、わなわなとおびえる自分がいるかも。


なんちゃって、冗談はさておき、この映画は、異色の秀作だと管理人は思うが。




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eigazanmai

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