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脚本よし!俳優よし!おすすめ作品!

スカッとする映画
06 /22 2010
L.A.コンフィデンシャル 製作10周年記念 (初回生産限定版) [DVD]L.A.コンフィデンシャル 製作10周年記念 (初回生産限定版) [DVD]
(2008/06/13)
ラッセル・クロウガイ・ピアース

商品詳細を見る

原題:L. A. Confidential
題名:L.A.コンフィデンシャル
出演:ケヴィン・スペイシーラッセル・クロウガイ・ピアースキム・ベイシンガーダニー・デヴィート、ジェームズ・クロムウェル
監督:カーティス・ハンソン
製作:アーノン・ミルチャン、カーティス・ハンソン 、マイケル・ネイサンソン
撮影:ダンテ・スピノッティ
原作:ジェームズ・エルロイ
脚本:ブライアン・ヘルゲランド、カーティス・ハンソン
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
美術:ジャニーヌ・クラウディア・オップウォール
本編分数:120分
製作国:アメリカ
製作年:1997年
Amazonから『L.A.コンフィデンシャル』 製作10周年記念 (初回生産限定版) [DVD]が出ている。あの『グラディエイター』でアカデミー主演男優賞を受賞したラッセル・クロウの出世作と言ってよい作品だ。

1997年の製作だから、すでに10年以上も経っているが、当時、ラッセルは33歳。共演のガイ・ピアースは、30歳で、ベテランのケヴィン・スペイシー38歳と、意気揚々とした男達が、敏腕刑事に扮し、警察と暗黒組織との癒着を暴く、最後の結末が、なんともいやはや予想外の展開で終わったが、まったく違和感がなく、むしろ収まるところに収まったという感じだった。

1997年に初めてこの映画を観たときに、往年の輝かしい女優の再来かと思わせたキム・ベイシンガーの色っぽさにまず、圧倒され、汚職刑事と戦う若い刑事バド・ホワイト(ラッセル・クロウ)とエド・エクスリー(ガイ・ピアース)の体当たりの演技に”う~ん”とうなったことを思い出した。この二人、この頃はまだ、無名といっていいほどだったが、ただのアクション映画ではなく、頭脳戦も観せ、人間の悲喜こもごもも観せてくれ、演技力と脚本の良さに満足した。しかも、しっかりとベテランのケヴィン・スペイシーダニー・デヴィート、ジェームズ・クロムウェルが、脇を固めている。もちろん97年度(第70回)アカデミー賞で、最優秀脚色賞と助演女優賞(キム・ベイシンガー)受賞している。

時は1950年代のロサンジェルス。あるコーヒーショップで、男女6人の惨殺された。相棒を殺された、ロス市警の刑事・バズ(ラッセル・クロウ)は、上司のボス、ダドリー・スミス警部(ジェームズ・クロムウェル)の忠実な部下で、口より手のほうが早い熱血漢だった。が、ことこの事件だけは、私情が入り、いつも冷静で出世に目のないエド・エクスリー刑事(ガイ・ピアース)とは反目していた。バズは捜査線上で、リン(キム・ベイシンガー)という女と接触し、その美しさに恋に落ちる。リンは、ハリウッドの女優に似せた”白ユリの館”という秘密売春組織の娼婦だった。金のために、客をとる。その客の中には、町の有力者もいた。

一方、、”LAコンフィデンシャル”というタブロイド誌の記者シド(ダニー・デヴィート)と結託して羽振りをきかせ、刑事ドラマ”名誉のバッジ”のアドヴァイザーも務める狡猾なジャック・ヴィンセンズ刑事(ケヴィン・スペイシー)も、別の捜査から”白ユリの館”につきあたり、捜査を進めるうちに、ヘロインにからんだ警察官がいることを突き止めた。そのボスがスミス警部だった。ジャックは、一人で、スミスの自宅に行ったが、逆に殺されてしまう。

売春組織の元締めピアス・パチェット(デイヴィッド・ストラサーン)は、シドに、リンがエドを誘惑するところを、写真に撮らせた。シドが、事件に絡んでいると見たスミス警部は、バズに尋問させた。そして、シドからリンとエドの写真を見せられ、激怒し、シドを殴り殺さんばかりだった。ところが、これは、スミスの陰謀で、ジャックのように、ヘロインの利権争いを見つけたエドが邪魔だった。これで、バズがエドを殺してくれると思った。

エドは、怒り狂ったバズに、殴られながらも、警察と暗黒組織の癒着を二人で暴こうと説得する。バズは、事件解明のため、手を組み、地方検事を締め上げ、スミスが暗黒組織とつながり、売春組織との関連して、裏社会を牛耳ろうとすることを突き止めた。が、スミスの罠にはまり、銃撃戦となる。

バズは、撃たれ、致命傷を負うが、スミスを倒した。エドは、警察の汚点を市民に知らせたくない警察幹部と、地方検事に提案し、一連の事件を警察が解決し、スミスは殉職したようにシナリオを創った。彼はその功績で、昇進した。バズは、娼婦をやめたリンとともに、旅に出る。

二人の相反する刑事が、それぞれの道を行く。

バズやシドやら、エドやらリンやら、なんだか、ややこしいけど、それぞれの登場人物が、個性的でいて、いるよいるよ~こんな人間てな具合で、観客に感情移入させるように演じてくれている。つまり、どこにでもいる人間模様が、観客の共感を呼ぶ。

そして、しっかりとした悪を許さない正義感の強い刑事を、エドとバズ、そしてジャックが、それぞれのカラーを出している。

悪を利用し権力を得る者、悪を許さず潔癖な愛を求める者、上手に世渡りするが、悪を許せない者。
あなたは、どのタイプに共感しますか?

社会悪に立ち向かう男達を軸に、ラブストーリーや人間模様を、巧みに織り交ぜた脚本は、何度も観たい骨太の映画にした。脚本は、『陰謀のセオリー』『ポストマン』のブライアン・ヘルゲランドとカーティス・ハンソン

監督は、『激流』カーティス・ハンソン

おすすめの一品である。







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コメント

非公開コメント

お初です。

つい最近映画に関するブログを始めました。
いやぁ、長年やってる方はブログの情報量が半端ないですね。

LAコンフィデンシャルはその昔鑑賞してなかなか感銘を受けた作品です。
なぜかスピルバーグのマイノリティリポートの終盤と重なるんですよね展開が。。。

Re: お初です。

> > > コメントありがとうございます。
> > > 映画は、中毒になっていますので、観てはいるのですが、なかなか記事を書く時間がなくて、残念です。がんばります。
> > > マイノリティリポートも秀作ですよね。この手の近未来映画は、必ずしも、すべてがフィクションではなく、スタッフもそれなりに勉強していて、実現しそうなこともあります。それが楽しいですね~~

マイノリティリポートは確か2000年制作でしたよね。
当時のタッチパネル技術がどの程度進んでいたかあまり覚えていませんが、スマートフォンは当時から見れば夢のデバイスだったかもしれません。

Re: タイトルなし

貴殿の映画サイトの記事を読ませていただきました。なかなか魅力的な文章ですね。
「シービスケット」の記事も書かれていますが、当方もhttp://moviezanmai.blog67.fc2.com/blog-entry-95.htmlに書いています。お気に入りの映画です。

また、歴史がお好きだと書かれていますが、映画三昧でも”歴史をみなおそう”というコーナーを作ったり、いたるところに、教科書にない歴史の裏側を探り、認識を新たにしている記事を書いています。

よかったら、読んでみてください。

「シービスケット」及び歴史のコーナーの記事を読ませていただきました。

映画は鑑賞者一人一人が持つ感想や印象が違って、そこが絵画などと同じ芸術性の現れだと思うのですが、
「シービスケット」に関する映画三昧さんの記事の内容が私のとよく似ているのが非常に興味深かったです。
やはり一定のメッセージは映画といえど普遍的ということなのでしょうか。

歴史のコーナーがメルギブソン作品を扱っているところもまた私の嗜好と重なります。
私は「ブレイブハート」を選びましたが^^
パッションとアポカリプトは万人ウケしないので、初回の歴史コーナーは迷わずブレイブハートにしました(苦笑)

Re: タイトルなし


> 私は「ブレイブハート」を選びましたが^^
> パッションとアポカリプトは万人ウケしないので、初回の歴史コーナーは迷わずブレイブハートにしました(苦笑)

たびたびご訪問いただきありがとうございます。映画談議も楽しいものですね。
「ブレイブハート」も良くできた映画だと思います。ちなみに、メル君は、1956年生まれで、ハリウッド最盛期に子供時代を過ごした世代であり、ハリウッド映画イコールヒーロー映画だと思っている世代です。だから彼が創ったり、出演した映画はヒーローが多い。「身代金」なんかも、被害者がヒーローになっていますもんね。同じスコットランド独立の映画で、歴史的に忠実なのは、「ロブ・ロイ」をあげます。リーアム・ニーソン主演です。

これだけ書けば、記事書けよ!と言われそうですが、映画を尊重している自分としては、軽い記事は書けませんので、じっくり時間をかけて書きたいと思っています。

ヒーロー世代ですか^^
今も昔もハリウッドはヒーローを渇望している気がしますが。

史実を追求するとヒーローとして描ける人物は本当に限られてしまいそうです。
どんな偉人も二面性を有しているのが常ですからね。

eigazanmai

映画・えいが・EIGA・CINEMA・MOVIEは人生になくてはならないもの、我が映画館へようこそ!!

記事中に、いくつも作品がでてきます。
続きを読むと、関連作品や映画にまつわる話を紹介してますので、どうぞ最後まで楽しんでご覧下さい!

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