報道に惑わされるな!という映画3本を紹介。第2弾!『ヒーロー~靴をなくした天使』

洗脳(精神世界)に関連する映画
11 /26 2008
ヒーロー~靴をなくした天使~ [DVD]ヒーロー~靴をなくした天使~ [DVD]
(1999/07/23)
ダスティン・ホフマンジーナ・デイヴィス

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原題:Hero(Accidental Hero)
題名:ヒーロー~靴をなくした天使
出演:ダスティン・ホフマンジーナ・デイヴィスアンディ・ガルシアジョーン・キューザック、ケヴィン・J・オコナー 、モーリー・チェイキン、スティーブン・トボロウスキー
製作総指揮:ジョセフ・M・カラチオロ、アルヴィン・サージェント
製作:ローラ・ジスキン
原案:ローラ・ジスキン、デイヴィッド・ピープルズ
監督:スティーブン・フリアーズ
撮影:オリヴァー・ステイプルトン
脚本:デイヴィッド・ピープルズ
音楽:ジョージ・フェントン
美術:デニス・ガスナー
本編分数:115分
製作国:アメリカ
製作年:1992年
この映画も、『マッド・シティ』と同様に、報道に惑わされ、世論に押され、間違ったヒーローを創り上げた話だ。どちらもダスティン・ホフマンが出演している。彼が出ているとなんとなく説得力があり、引き込まれ、観客は同調する。演技力のなせる業か?

この映画の良いところは、最後にダスティン・ホフマン演じる本当のヒーローが、アンディ・ガルシア演じる嘘のヒーローを、精神的に救い、静かに去っていくところだ。後味の良い、ほのぼのとした結末だ。

あらすじは、ダスティン・ホフマン演じるバーニーというコソ泥が、保釈延長期間に息子を映画に連れて行く約束をして、気もそぞろに車を走らせていた。ところが、運の悪いことにエンストしてしまった。そしてまた、運の悪いことに目の前に旅客機が墜落してしまった。炎上する飛行機の中から、助けを呼ぶ声を聞きながら、早く息子ジョーイに会いたいと焦るバーニー。こんなときって、人間の本性というか、人間性が湧き出てくるのだろうか、バーニーは、焦りながらも、助けを呼ぶ声のほうへ行き、川の中にずぶずぶと入り、乗客を一人ひとり背負い、岸へ運び助ける。

全員を必死の思いで助けたバーニーは、このとき片方の靴を失くしてしまう。しかし、ジョーイとの約束の時間に遅れると思い、急いでヒッチハイクをして、別れた妻の家へと向かう。その途中、車に乗せてくれたホームレスの男に、パニックになりながらも、今あった事故の話や、失くした靴の話を一部始終話した。やっとの思いで迎えにきた父親の足元を見たジョーイは、彼が靴を履いていないことに気づいた。

一方、墜落した飛行機に乗っていた売れっ子テレビ・レポーターのゲイル・ゲイリー(ジーナ・デイヴィス)は、自分も含めて、乗客たちを助けてくれた男を何とか探したい、そして名もつげず現場を立ち去った男を、ヒーローに仕立て上げ、報道を通じて、賞金100万ドルをつけた。100万ドルと知った男たちは、われもわれもと名乗り出て、テレビ局へ押し寄せてきた。

唯一の手がかりは、片方の靴だった。現場からヒーローの靴が見つかったのだ。もう片方の靴を持っている者がヒーローだ。

しばらくして、自分が乗客を助けた本人だと片方の靴を持って来た男は、アンディ・ガルシア演じるジョン・バーバーだった。彼こそが、事故直後にバーニーを車に拾い、その片方の靴をもらったホームレスだった。ジョン・バーバーは、最初は金欲しさに名乗り出たが、同じホームレスを救いたくて、報道を通じて、視聴者に援助を呼びかけた。この類稀なき心優しい男は、ヒーローに相応しかった。しかして、密着取材したレポーターゲイルも、いつしか彼に思いを寄せるようになったが、なぜか事故の検証をしていく内に、彼が恩人ではないことに気づかされていき、葛藤するようになる。

そしてジョン・バーバー自身も、本性と人間性が、自己嫌悪に陥らせ、とうとう飛び降り自殺を図ろうとするのだ。

テレビでこのことを知ったバーニーは、彼を救えるのは自分しかないと思い、まさに飛び降りろうとしているバーバーに、息子の学費代だけくれたら、真実を隠し、このままバーバーをヒーローのままにすると説得した。バーバーは承知し、自殺を思いとどまる。

あらすじだけを聞くと、なぜ、視聴者は、報道から真実を知ることができないのか?と思う。
しかし、反面、真実を知ってどうなるのか?バーニーがヒーローと報道され、バーバーが嘘つきになる。

これは映画の中だけの話だが、なんとなく、報道って、創り上げられたものじゃないかな~。我々は、テレビや新聞で、一部始終を知ることはできない。報道機関は、得た情報を少しずつはしょって、そして編集されたものだけを知らしめる。見方や捉え方は、個人個人違うけど、すべての真実を、視聴者は、報道から知ることはできないのだ。

本来、報道とは、真実を客観的に広く公表・伝達することであり、憶測や推測で歪曲されたり、偏った思想に影響を受けてはならない。どうも今の日本の報道は本道をはずしているような気がする。皆さんはどう思う?

この映画の最後で、コソ泥バーニーは、真実を息子のジョーイにだけ話す。息子にとってだけ、父親はヒーローで良いのだ、というのは、いかにもアメリカらしい。


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報道に惑わされるな!という映画3本を紹介。第1弾!『マッド・シティ』

洗脳(精神世界)に関連する映画
11 /19 2008
マッド・シティマッド・シティ
(2007/11/02)
ダスティン・ホフマン

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原題:MAD CITY
題名:マッド・シティ
出演:ダスティン・ホフマンジョン・トラボルタ、アラン・アルダ、ミア・カーシュナー、ウィリアム・アザートン
製作:アーノルド・コペルソン、アン・コペルソン
原案:トム・マシューズ、エリック・ウィリアムス
監督:コスタ・ガブラス
撮影:パトリック・ブロシェ
脚本:トム・マシューズ
音楽:トーマス・ニューマン
美術:キャサリン・ハードウィック
本編分数:115分
製作国:アメリカ
製作年:1997年
報道や世論というのは、人間の人生を左右させるほどの大きな力を持っている。ちょっとした発言が、報道の波に乗ると、いろいろな世論に左右され、本来の意味を失っていく可能性もなきにしもあらずである。

情報化社会に生きる現代人にとって、インターネットやテレビや新聞などのマスコミの情報は、不可欠である。それゆえに、何が真実なのか?、誤った情報はないか?どのような情報が必要なのか?などなどを、我々は見極めなければならない、膨大な情報から。

昭和30年代初めに、テレビが各家庭に普及し始めたとき、「一億、総白痴化」といわれた。誰もがテレビを観て、テレビの情報を信じた。一方的にものを言うテレビに洗脳されるという揶揄である。
新聞報道にも似通った面があるが・・・

幸いにも、現代はインターネットの普及で、テレビや新聞が報道しない情報も入手できる。そんな時、なぜ、テレビでは、なぜこれを報道しないの?新聞の情報は間違ってない?なんてことも、我々は考えるのである。

インターネットで情報を収集している比較的若い世代の方が、新聞だけ、またはテレビだけしか見ない世代よりも、一層、真実の報道を得ることができると感じている。

さてさて、前置きが長くなったが、報道の恐ろしさを知らしめてくれる映画を、続けて、3本紹介しよう、な~んて気になった。

その第1弾は、『マッド・シティ』である。

ダスティン・ホフマンとジョン・トラボルタの共演となれば、ご存知の方も多いかと思うが、ネットワークではやり手の取材記者のマックス(ダスティン・ホフマン)が、ある生中継で、アンカーマンに恥をかかせたため、地方局へ左遷された。マックスは、いつか本局へ帰りたいと機をうかがっていた。

そんな矢先、ある自然博物館に取材に来たマックスは、博物館を解雇された男、サム(ジョン・トラボルタ)が、ライフルを振り回し、館長に抗議しているところに出くわす。そしてサムは、同僚の黒人警備員を誤って撃ってしまう。マックスは、これをチャンスと思い、博物館に立てこもったサムを独占中継する。この報道に世論がうごめいた。低所得者のサムを解雇した博物館側に抗議する者、黒人警備員を撃ってしまったことにより、差別主義者だと批判する者、さまざまな人々の関心がこの報道に寄せられ、サムは一躍スターのような存在になった。報道が偶像を創り上げた。博物館の前では、サムの似顔絵入りのTシャツが売られるまでになった。

サムは、ただ、解雇を撤回してもらい、元のような生活に戻りたいだけだったのに、マックスに言われるまま、世論に惑わされながらも、正直な気持ちをカメラに向かってしゃべっただけだった・・

しかし結末は、犯罪者として追い詰められ、自ら持っていたダイナマイトで自殺する。

最後にむらがる報道陣に囲まれたマックスは、「殺したのは我々だ!」と叫ぶ。

映画が終わった後、味気ない気持ちになる。なぜ、サムは死ななければならなかったのか?マックスの報道は正しかったのか?

この映画は報道の恐ろしさを描いている。創られたシナリオの中に生身の人間を置いているのだ。

得てして、社会派ドラマは考えさせられる向きがあるが、管理人は、どうも昨今のテレビや新聞の報道が信じられないことが多すぎると思っている。なぜこのような社会になったのか?我々は、真実や本質を常に追究する姿勢をもたなければ、サムになる。

な~んちゃって。



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11 /04 2008

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eigazanmai

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